猫のシャンプーのやり方と最適な頻度は?そもそも必要?
チンチラ美猫.com ゆうこりんです。
猫のシャンプーはしてますか?うちは、年に1〜2回する程度です。最適な頻度はあるのでしょうか。
お尻に汚れがついてしまった!白い猫で汚れが目立つ、においが臭い・・・など
どうしてもねこを洗ってあげたいな、という時のために、ねこのシャンプーのやり方や最適な頻度について自宅、動物病院、トリミングサロンでの体験をもとに解説していきますね。
猫のシャンプーは必要?最適な頻度は?
毛の長さや汚れ度合い、臭いや性格によりシャンプーが必要ないねこと、年に数回〜月1くらいの頻度で洗ってもいいねこがいますので最適な頻度は飼い主さんが判断してください
ネコは、砂漠出身の生き物で、水が大嫌いなので、シャンプーやお風呂は必要ないという獣医さんやブリーダーさんなどネコに詳しい専門家のご意見も多数あります。
子猫の赤ちゃんで、抵抗力がなくワクチンも終わっていないような生後間もない2ヶ月もたっていないようなこはシャンプーはしないようにしてください。病気で弱っているとき、ワクチンや注射の接種後、ねこが疲れている時や元気がないときなどの抵抗力が落ちているような時もやめましょう。嫌がって暴れたり、ストレスをかけたり、お湯やドライヤーによる温度差で余計に悪化してしまいます。
猫は1日のうちの1/3〜半分の時間、ずっと毛づくろいしていますので、自分で体をキレイにグルーミングしていてキレイだから、一生お風呂に入れたり洗う必要はないと言う人もいます。
ですが、最近ますますネコを飼う人が増えてきていたり、ねこが犬化してきていたり、子供や家族同様に扱う人が増えているので、シャンプーをはじめとするお手入れをやってあげたがる飼い主さんが多くなっていますね。
外に出歩くねこちゃんは汚れますし、衛生的にもシャンプーをやってあげたくなると思います。
また、うちのマリン、エレナのように長毛種のペルシャ、ラグドール、メインクーン、エキゾチック、マンチカン、ヒマラヤンなどはセルフグルーミング(毛づくろい)が行きとどいていないので、ブラッシングやシャンプーは年に数回の頻度でしてあげたほうがいいかもしれないですね。
白いねこは特に汚れますし、自分で毛づくろいを一生懸命キレイにしてはいるんですが、ごはんを食べたあとの口でやっているので、フードの油などがついているのか?なんとなく茶色っぽく汚れてきてしまいます。ベタついてきて毛のフワフワ感がなくなってきたら、そろそろシャンプーしてあげないといけないかな?とも思いますよね。
舌で必死でなめてはいるんですが、長毛種の場合、毛が長すぎますし、毛が多くて密集しているので、自力でキレイにするのにも限界があります。毛をしっかりブラッシングした上で、シャンプーをしてあげると、余分な毛がとれて、ねこ自体が毛づくろいの時に飲み込む毛が減りますし、換毛期の抜け毛対策にもなります。
飼い主さんの中には、キレイずきで、ねこちゃんも嫌がらないので、月1〜2回の頻度でシャンプーしているという人もいらっしゃいますが、2週間に1度が限度で、あまりシャンプーしすぎますと、脂がとれすぎてパサパサのツヤのない毛並みになってしまいますし、ねこが自分の体臭を頻繁に消されることに対してストレスになりますので、やりすぎ注意です。
お風呂やシャンプーが大好きなねこちゃんも中にはいるみたいです。生まれつきの性格によるので、赤ちゃんの頃から慣らしても好きになるとは限らず、ずっと嫌がるねこちゃんもいますので、不必要にシャンプーをしたりお風呂につからせたりして、ストレスを与えないようにしてくださいね。
このねこちゃんみたいにまったく嫌がらないこもいるようですが、YouTube動画やねこブログなどを見ていても全力でいやがり、大暴れするねこも多いです。獣医さんの中には、ネコを無理にシャンプーしても寿命が縮まるだけと、おすすめしていない先生もいます。
私の場合は、子供の頃に、飼っていたハムスターをお風呂でシャンプーしてかわいがっていたら翌日死んでしまった・・・という本当に辛い経験があり、「お風呂に入れたせいだったのかな・・」といまだにトラウマになっていて、動物をお風呂に入れたりシャンプーするのが怖いので、どうしても汚れてしまった場合の、必要にせまらせない限りはなるべく洗いたくありません。。
ダニやノミが発生してしまって、獣医さんから自宅で洗ってあげるようにアドバイスされた場合は、最適な頻度を聞いて、最適なダニ・ノミ用のネコシャンプーを使用して洗ってあげます。
個体差もあり、お風呂や水に興味があって、嫌がらずに自らお風呂場に入ってくるネコや、水あそびが好きで、水に抵抗がなく、濡れるのも平気というネコもいます。猫種ですと、ベンガル猫は水遊びが好きと言われています。
そのねこちゃんの生活の仕方や、水を嫌がるか嫌がらないかの性格の違いにより、年に1回から数回、多くても月1〜2回がシャンプーの最適な頻度になります。
短毛のネコちゃんで、特に汚れも目立たず、臭くもない場合はずっとシャンプーしなくてもいいと思いますし、水が好きそうだったらぬるま湯で流してあげるだけでもいいと思います。
どうしても水を怖がって暴れてできない、でも汚れが・・という場合は、トリミングサロンを探すか、グルーミングもやってくれる動物病院を見つけるか、水を使わないで、蒸しタオルでふいたりネコが舐めても安全な泡の洗い流し不要のシャンプーを使う方法があります。舐めても安全と書いてあっても、泡をねこの毛につけるのが私は抵抗があり、使ったことありません。。
お尻にうんちがついてしまって、ウェットティッシュでふいてもとれなかった時に、シャワーでお尻周りだけ洗い流しても十分キレイにとれました。
猫のシャンプーのやり方
1、まず爪切りと耳掃除をしておく
爪切りは血管の部分を切ると血がでますので、透明の部分のみを慣れていないときは少しづつ、ねこ専用の爪切りできってください。
爪切りは週1回の頻度でするのが最適・・と書いてある雑誌もありますが、嫌がるのに無理矢理やると二度とやらせてくれなくなるので、無理なく1日1本でもいいので、眠い時などにやりましょう。
爪が伸びていると、シャンプー中に暴れてひっかかれたり、爪をぐさっと突き刺されて怪我の原因になります。
興奮して怖がっている時は、普段からは考えられないほど豹変して手がつけられないほど凶暴になることがあります。
あまりに暴れるようでしたら洗濯用ネットに入れながらネットの隙間から手を出して切ったり、首回りにエリザベスカラーをつけるやり方もあります。
耳掃除の仕方は、耳の中に傷つけないように、ウェットティッシュや濡らしたコットンなどでふきます。人間の耳かきでやると傷つくので気をつけてください。あまり奥の方までやりすぎると危ないです。
うちのこたちは爪切りもシャンプーも嫌がりますが、耳掃除だけは好きです。
2、ブラッシングで余分な毛や毛玉をとる
事前に毛のからまりをとったり、汚れを浮かせてとれやすくしておきます。
※長毛種(ロングヘア猫種)の毛玉対策
要注意なのが、長毛種で毛玉ができてしまった場合です。シャンプーすればなんとかなるのかな?と思うかたがいるかもれませんが、毛玉があるまま濡らすと余計にひどくなってカチコチにかたまって手に負えなくなります。
ねこの毛の毛玉は水分を含めば含むほど、硬くなってこんがらがってフェルト状になり、ひどくなると石みたいにゴロゴロになってしまって、皮膚に密着してできてしまうとねこが歩くたびに痛いとか、皮膚が蒸れて皮膚炎になってしまったり、手足のつけ根にできてしまうと動きづらくなってしまって危険です。
毛玉ができないように普段からブラッシングで気をつけるしかないんですが、できてしまった場合は、ペット用のバリカンで、皮膚を傷つけないように毛玉が小さいうちにとってください。ハサミは意外とすごく危険で、皮膚に触れてしまうと、ねこの皮膚はとても薄いので、簡単に皮膚が切れてしまったりします。
実は昔、必死でハサミで毛玉を切っていたところ、マリンちゃんの皮膚が血がうっすらとにじむくらい切れてしまい、、、翌朝病院に連れていったら、ひと針ぬうというかわいそうなことをしてしまいました。そのひと針塗った時に、全身麻酔をしたので、お腹の毛を全部短くバリカンできってもらいました。それ以来は、毛玉ができないようにがんばっています。
お尻まわりなどの汚れがつきやすいところや毛玉ができやすい腕のつけ根などもできるときに毛をカットしています。
肉球の周りも毛が伸びているとフローリングですべっているのでカットしたいところなんですが、なかなかやらせてくれないのでできるときにちょっとずつカットしています。
3、体全体をシャワーなどでしっかり流して濡らす
お風呂に入れる前に、バスタオル数枚やネコ専用シャンプー(体に害がないもの)を用意してください。
ペット用のバスタブも用意してみたんですが、お湯につかるのを激しくイヤがるので、湯船につからせるのは無理でした。
ねこが怖がって暴れないようにするポイントは、シャワーの音をなるべく小さくするために、水圧をあまり強く出さないでゆるめにします。シャワーヘッドはねこの体から離しているとシャーシャー音がなって、耳が良いねこは余計に怖がりますので、ねこのボディに密着するくらいに近づけるのがコツです。
温度は熱いと皮膚や体の負担になるので、気持ちがいい程度の34〜38度くらいのややぬるめです。
4、ネコ専用シャンプーで洗う
人間用のシャンプーや石鹸、台所用洗剤などは、ネコの体や皮膚に刺激が強いので絶対に使用しないでください。
シャンプーのやり方は、ゴシゴシ爪をたてないで、指のはらで毛の流れにそって洗います。こすりすぎると、猫っ毛は細すぎるため、からまって毛玉になります。背中、お腹、しっぽ、手足を洗いますが、顔は目や口や耳に水が入ったらかわいそうなので、うちのこたちは顔はなるべくほとんど濡らさないようにしています。
動物病院でうかがったのですが、ねこのしっぽの毛の根元を見ると、皮脂過多になっていると黒っぽいニキビのようなものや汚れがたまっていることがあり、うちのマリンちゃんは特に、アゴの下やしっぽのつけ根に黒い皮脂のニキビが見つかりましたのでよく洗っています。
チンチラゴールデンのエレナさんのほうは、毛がさらっとしているのかあまりベタつきがなくニキビはまだ見つかっていません。
ねこちゃんによって皮膚の質や毛質も違いますので、健康チェックのためにもよく見てみてくださいね。
大暴れするねこちゃんの場合は、洗濯用のネットに入れながら洗ったり、タオルや布で包みながら洗ったりするやり方もあります。
トリミングサロンでは、カラーをつけて口に噛みつかないようにカバーをつけていました。
こちら↓シャンプーしてお風呂に入る子猫ちゃんですが、ちょっと暴れていましてうちのねこたちもだいたいこんな感じです。
5、お湯でシャンプーをよく洗い流す
あまりにもベタついている場合はせっかくなので2度洗いします。最後に洗い流すときには、泡や洗浄成分が残らないようにしっかり洗い流してください。ねこは後で自分で全部舐めてしまうので泡が残っていると大変です。
バスタブのお湯につかるのが大丈夫なねこちゃんは嫌がらない程度につからせてあげても大丈夫です。
チンチラゴールデンのリリコはおとなしくていいこだったので、トリミングサロンでも暴れずに炭酸泉入浴もしてくれました。
6、タオルドライとドライヤーで乾かす
バスタオルで包んで水分をとりながらドライヤーで乾かします。
ハンディフリーで設置するタイプのドライヤーも売ってます。
その時に、ドライヤーがネコに近目で音風を当てていると、火傷させてしまって危険なので、30センチ以上は離した遠目で、静止させて同じところに音風を当てないで、動かしながら乾かします。
うちのマリンちゃんはドライヤーが大嫌いでなかなかかけさせてくれないので、タオルドライしながらブラッシングして乾かすんですが、ネコの毛は本当に見えないくらいの細さで濡れていると固まってドレッドヘアみたいに束状になってしまうので、なるべく完全に乾かしたいところです。
シャンプーした日は、グッタリつかれてしまうこともあるのでそっと寝かしておいてあげましょう。中にはキライなシャンプーをされて怒ってしまうこもいるので、おやつやごはんなどごほうびをあげて機嫌をなおしてもらってください。
以上が自宅でシャンプーする場合の必要最低限のやり方です。
やってはいけないこと
- 頭からシャワーをかける
- 目や鼻、口に水を入れる
- 人間のシャンプーや石鹸、台所用の洗剤を使う
- 濡れたままほっておく
- ドライヤーを近づけすぎたり静止して火傷させる
トリミングサロンでシャンプー
自宅でできなくて中断してしまった、、自分ではできそうにないからプロにやってもらいたい、という場合は、動物病院やペットのトリミングサロンでシャンプーやカットなどやってくれますが、ねこを受け付けているところはかなり少ないです。
もし、愛猫ちゃんに麻酔や鎮静剤などの薬を使ってまでトリミングの必要ない、と思われる場合は、事前にお店や動物病院に注射や薬は使用するかの確認をしてください。
麻酔や鎮静剤を使わないでトリミングをしてくれるお店を動物病院で紹介されて初めて行った時の写真です
トリミングサロンでは、爪切り、耳掃除、ブラッシング、肛門線ケア(肛門しぼりというお尻に分泌物がたまってしまうのをとってくれます)もしてくれるところが多いです。
炭酸温浴やカットをしてくれるところもあります。トリマーさんが1匹のネコに対してふたりがかりでやらないとできない場合は、値段が倍になったりします。
マリンちゃんが初めてトリミングサロンに行ったときは、トリマーさんとの相性が合わなかったのか初めてで怒ってしまったのか、マリンちゃんが豹変してしまい、大暴れして、トリマーさんを負傷させてしまいました。大御所の先生をトリマーさんがお電話で呼び出しておふたりがかりで、ねこ専用のお部屋にこもってやってくれまして3万ちかくかかりました。
激怒したマリンちゃんは、トリマーさんにおしっことうん◯までかけてしまったんです・・・・・
お値段に関しては、大変なお仕事ですし、私がトリマーだったらこんなに手間がかかって怪我までして、10万以上いただかないとと・・思ってしまうのでいいんですが、6時間かかったので、マリンちゃんが帰宅後にぐったりしてしまったのが気になりました。
そこのトリミングサロンでは、慣れさせるためにも月1で通って下さいと言われたんですが、2回行った時点でかわいそうになってやめました。つかれてグッタリしてしまう姿を見たら、ストレスで寿命を縮めているんじゃないかと感じてしまったんです。
あとは、そこまでねこに負担をかけてまで美しさを保つ必要あるのかな?と疑問になったからです。
たしかに毛もすっきり美しくカットして下さいますし、フワフワでいい香りで美しいしあがりでうっとりするほどでした。
その後は、自宅でブラッシングやバリカンで毛玉ができないように気をつけてます。
見た目キレイにかわいく保つのも大切ですが、ねこの健康がいちばんです。なるべくストレスをかけないやり方で美しさを保ちたいですね!
こないだうちのチンチラゴールデンのエレナさんをお願いしたトリミングサロンでは、ねこのストレスや体力を考えてくださって、洗うのはやめて、バリカンで毛をカットするだけで1時間半で終わらせてくれました。
でもエレナにとっては知らない環境で、まったく初対面の人たちにおさえられて、音のするバリカンで毛を刈られて1時間半もひとり置き去りにされたのはどんなに不安だっただろう。。と思います。
帰宅してからも、今までと姿形が違うので、マリンちゃんにシャーシャー言われて当日翌日はねこパンチされたり、怒られてました・・涙
ねこのサマーカットはかわいいんですが、極力自然な姿で、毛を刈る必要がないように毛玉対策をしてあげたいと心から反省しました。
室内で暮らしていて、日々ブラッシングをしてあげればそこまで汚くもなりにくいです。
汚れやすいお尻まわりや手足の肉球の周りだけバリカンで毛を短くすると汚れにくくもなります。
かわいい愛ねこちゃんをぜひキレイにたもってあげて下さい♡
猫のシャンプーのやり方と最適な頻度は?そもそも必要?かについて書かせていただきました。
コメントを残す