チンチラ美猫.comのゆうこりんです。
生後2ヶ月〜4ヶ月の子猫の育て方についてです。
うちでは、1ヶ月半の子猫と2ヶ月の子猫、4ヶ月の子猫を育てました。
おもに子猫の育て方は、エサのあげかたやミルクのあげかた、おトイレやゲージはどうするのか、躾はしないといけないのかが気になりますよね。
小さい時は下痢をしやすかったり、吐いたりもすることがあります。
初めてのねこマリンちゃんを赤ちゃんから育てたときは、ちょっとしたことでものすごい不安になったり心配してネット検索やねこに詳しい人に聞いたりしていました。
小さな動物なので、人間にはどうってことない小さな変化にも気づいてあげることも必要です。
生まれたてのこねこの育て方を知りたい方、これでいいのかなと育て方に不安を持っているかたのお役に立てればと思います。
こねこを元気に育てるには、キレイでねこが落ち着ける快適な空間とヘルシーな食生活が大切です。
「バランスのいい食事」「良質の睡眠」「適度な運動」を心がけてあげたいですよね♡
Contents
生後何ヶ月のこねこが飼いやすい?
チンチラシルバーのマリンちゃんが5歳、チンチラゴールデンのエレナのほうが、2歳になりますが
マリンちゃんは生後約2ヶ月で、エレナちゃんはペットショップにしてはやや遅めの生後4ヶ月のときにうちにきました。
その間、捨て猫の里親募集をみたり、何回か「捨て猫を拾ったから誰かお世話してくれませんか?」というFacebook投稿を見たり、友人が「捨て猫を捕獲していまお世話しているんだけど、アレルギーでかえないからもらってくれない?」と言われて、捨て猫をあずかる、というチャンスもあったのですが、その時期は、うちで仕事をしていたりと家でかえる状況ではなかったため、見送りました。
うまれたての子猫、捨て猫だったり生後間もない場合は、しろうとや初心者にはハードルが高いです。
人間の赤ちゃんなみに、2-3時間おきに夜中に起きてめんどうみないといけなかったり、数時間おきにミルクやトイレのサポートと、、生活スタイルにもゆとりがあるようなお宅でないと難しいかと思います。
私はねこを飼ったことがない初めての超初心者だったので、最低でも2ヶ月以上は経っているこが希望でした。
だいたい、ペットショップの場合は、生後2ヶ月くらいのこをおいていることが多いです。
たしかに、2ヶ月くらいの子猫の赤ちゃんは本当にかわいくて涙が出るほどですよね。
3ヶ月以上の子猫にも良い面があって、ペットショップはすでに母猫と離れてしまっていますが、ブリーダーさんのところから連れてくる場合、親猫や兄弟たちと暮らしている時間が長いので、体調が安定しているというメリットがあります。
ですので4ヶ月とか生後半年のちょっと成長して安定している子猫は、初心者や家にいる時間が短めなご家庭にはいいかもしれません。
生後0日〜45日くらいの生まれたての赤ちゃんの育て方は?
生まれたてから生後10日~2週間で目が開いて見えるようになってきます。
生後1ヶ月以内とかの生まれたての子猫はたしかにかわいいんですが、お世話が大変です。ねこを飼ったことのある人むけの上級者むけと言えると思います。
ペットショップではだいたい生後1ヶ月半経っていないと販売してはいけないことになっているそうです。
体調も安定してくるのも生後45日以上のワクチン摂取をしてからになるためだと思います。
お風呂はまだ危険
捨て猫の場合、傷があったり、耳ダニなどの虫がついていたり、汚れていたりして、洗ってあげたくなるかもしれませんが、生後1ヶ月は低体温になってしまったり体温の調節もできませんし、免疫も低くワクチンも打たないといけないので、傷や感染、虫も心配なので、お風呂は入れずに、まずは病院につれていきます。
本当に生まれたての場合はかなり大変!
ペットショップやブリーダーさんからゆずってもらう場合以外、たとえば捨て猫を拾ってしまったとか、今いるねこちゃんに赤ちゃんが生まれた場合ですよね。
もし、去勢手術や避妊手術をしようか迷っていて、赤ちゃんを産ませたいな、とご検討のかた、生まれたての捨て猫を育てようか迷っているかたがいたら、本当に生まれたての赤ちゃんを育てられるのかどうか?、生まれたての赤ちゃんの育て方を参考にしていただけたらと思います。
生まれたての赤ちゃんは100g以下しかなく、手のひらサイズで、目も見えなければ自分でおトイレもできないので、人間の赤ちゃんと同じく、2〜3時間に1回授乳したり、つきっきりでお世話する必要があります。
そのため、普段お仕事などで家にずっと不在の人が、子猫の赤ちゃんを育てるのは、かわいそうだからとかかわいいからとかだけでは無理なのではないでしょうか。
生後0〜45日は、授乳・排泄のお手伝いがつきっきりでできる人限定かと思います。
それでも捨て猫を拾ってしまった場合、助けたい場合
- 冷えていないか確認して、まずは保温し38度くらいにしてあげる。(低温やけどに注意!)
- 目やに、怪我はないか、下痢、皮膚炎などになっていないかを確認しまずは病院に連れていく。育て方も病院で聞く。
- 自分でその後育てられない場合は里親募集したり、育て方を知っている経験者、育てられる人を探す
生まれたては、下痢や便秘になりやすいです。
下痢が3日以上続くとただでさえ水分不足になりやすいねこは命が危ないですし、目やにや怪我、皮膚炎などがある場合、ネコ風邪などの感染症など病気にかかってしまっている場合があります。
また、自宅に他のねこがいる場合は、病気をうつしてしまう可能性もあるのでまずは病院に連れていってください。
ミルクの飲ませ方なども、角度や飲ませ方に気をつけないと、ミルクが変なところ、肺に入ってしまい誤嚥性肺炎で亡くなってしまう場合もありますので、生まれたての赤ちゃんは初心者には難易度が高いです。
生まれたての子猫の育て方に重要なポイントは、育てる人の生活環境、母猫と同じように授乳ができるか、排泄のお手伝いもできるか、体重をマメにチェックできるかなので、時間のゆとりや体力や経験もあり、人間の赤ちゃんの育て方ができるような無償の愛のある人なら大丈夫だと思います。
離乳食は、ミルクのあとドライフードを液体のようにしたものをあげてもいいですが、ドライフードのまま食べられるこもいます。
目やにがひどい、涙を出している、くしゃみや咳をしている・・など心配な症状は花粉症・猫風邪の症状をご確認ください
生後2ヶ月〜4ヶ月くらいの子猫の育て方
必要なもの
- 病院などに連れて行く時に必要なキャリーバッグ
- トイレと猫砂(トイレは猫の匹数+1)
- ごはん、ミルク
- 水(水道水はダメです)
- ごはんと水の器(プラスチック製よりも陶器のほうが猫の健康に優しい)
- ねこが使うための爪とぎ
- ゲージ
- ブラッシングするためのブラシ数種類、爪切り
- おもちゃ
- (ベッド)←使わない猫もいます
- (キャットタワー)←使わない猫もいます
事前にショップで購入しておいてもいいと思いますが、うちの場合は、当日マリンちゃんと連れて帰ってきたショップで全部まとめて購入してきました。
ネコのトイレとゲージ、ごはん・おやつ(エサ)について
トイレ編
トイレの数
ネコのトイレは猫の匹数+1あるといいそうです。キレイ好きなので、少しでも汚れていると使うのをイヤがって我慢してしまって、腎臓に負担がかかるとかわいそうなので、1匹でも2つあったほうが安心です。
トイレの種類
トイレの種類には、自動で掃除されるものや、フードつきでケースのようになっていて臭いが防げるようになっているもありますが、ウンチやおしっこの状態や臭いをチェックするには、フードなしがいいと思います。
我が家ではアイリスオーヤマさんの“楽チンねこトイレのフードなし”と”消臭抗菌のパインサンド(木系の猫砂)”と”Ag+トレー”をセットで使っています。
何種類か使用してみた結果、こちらがいちばん掃除も楽だし臭いも少なく、おしっこもうんちもチェックできて使いやすいです。猫たちも気に入っています。
トイレは、自動そうじ機能がついていないトイレでしたら、衛生上も毎日、朝晩そうじが必要です。
子猫の時は、トイレの高さもあまり高すぎるとのぼるのが大変なので子猫がのぼれる範囲の高さを選ぶか、のぼりやすいように段差をつけるといいと思います。
トイレのしつけやトイレトレーニングは、猫の場合はあまり必要ありません。
ペットショップやブリーダーさん経由の子猫の場合は、ほとんど自分でできるようになっています。
もしできていない場合は、おトイレの躾を特にしなくても、なんとなくしたそうにしていたり、鳴いたりした時に、トイレに入れてあげるくらいで、自分でできるようになります。
うちのこたちは、特に躾をしなくても、自分でトイレに入ってしていました。
猫砂も赤ちゃんなのに、ちゃんと自分でかけていたりして、かなり驚きました!実家にいた犬は、そこらじゅうにマーキングのようにおしっこをかけていましたので、、、、
おトイレに行きたいときに、にゃー!と鳴いたり、ダッシュで走り回ったりすることがあります。
終わったあとにも、にゃーー!と言いに来て、「したよー!見てみて!」と報告しているのか、「はやくトイレ掃除してー!」と言っているのか、さだかではないんですが、毎回かわいいのでベタ褒めしています、笑
子猫がなにか話しかけてきたり、鳴いている時は、無視しないで、できる限り簡単な言葉で、良かったねー、とかありがとねー、お腹すいたー?ごはんたべる?など、話しかけるとコミュニケーションができるようになるのでおすすめです。
猫砂の種類
猫砂にはいろいろな種類があり、大きさや素材もいろいろで、ねこちゃんによって好みがあるようです。
種類はおもに、ベントナイトなど固まるタイプの鉱物系、紙由来のパルプ性、パインサンドなど木系、おから、オーガニックの草由来のものなど素材も大きさもいろいろあります・・・
ねこの健康に害がないもの、ねこが嫌がらないもので選んであげてください。
うちではパインサンドをずっと使用していますが、ペットショップで使ったいたものをそのまま、慣れているほうがいいからと買ってきたものは、かたまるタイプでした。
固まる猫砂が人工的な薄いブルーだったので、原材料が気になり調べると、ベントナイトということで。ベントナイトは化粧品にも使用される鉱物系の原材料です。
化粧品では、舞い散ったり吸い込んだりということがないので、特に大丈夫ですが、猫砂ですと、猫がガリガリ掘ったときに、粉塵がでます。
この粉塵が肺に入ると、気管支炎や肺がん、咳やくしゃみなどアレルギーなどリスク、目に炎症が起きるなど、様々な危険があるそうです。
細かい粉塵を吸い込むことによって、ネコも人間にも害になると。猫専門の獣医さんで、鉱物系の猫砂は自然のじゃりに似ているからいいですよ、とおすすめされている先生もいるくらいなので、医学的には有害さは実証されていないのかもしれませんが、何か少しでも不安要素があるものよりも、できる限りリスクの少ないものを使用したいと思い、「猫砂 安全」で調べて、現在のパインサンドにいきつきました。
パインサンドの猫砂はかたまりませんが、水分がついたところの猫砂が細かい粉末になりますので、おしっこの量がちゃんとしたかどうかがだいたいわかります。うちのにゃんずたちは、うんちに猫砂をかけないので、臭いですが、、、、汗
いろんな香料が入っていて臭い対策してある猫砂もありますが、猫はアロマなど代謝させる力が弱いので香料や化学薬品は安全性の面は不安です。
連れてきたばかりの子猫ちゃんに関しては、いくら安全だからと言って、まったく知らないタイプの猫砂に突然かわったら、不安でトイレができない場合がありえます。
友達の家の猫ちゃんは、ベントナイトからパインサンドの楽チンねこトイレにいきなりかえたら我慢してしなくなってしまい、古いほうのトイレに猫砂も入れてないのに入ってひたすら我慢していたそうです、涙
いきなり全取り換えは、驚かせてしまいますので、かわいそうですね。
ペットショップやブリーダーさんのところで今まで使っていたものと半々でおくとか、一部分におくとかして慣らすのがいいと思います。うちは数日かけて、徐々にきりかえていきました。
うんちも、毎回チェックしたほうがいいですが、下痢ピーになった場合は、何度も下痢だったらすぐに病院に連れていかないと、ネコの場合は、病気や体調不良になるのも人間の5倍速ですので要注意です!
下痢したときに病院に連れて行く目安
- ちょっと下痢ピー気味でやわらかい程度→ごはんの量が多すぎる可能性があるので、量を減らす→改善しなければ病院。
- ストレスの原因となっていそうなものを取り除く→改善しなければ病院。
- 下痢なうえに血がまざっている→即病院。写真を撮ると獣医さんもわかりやすいです。
- 下痢以外の他の症状(嘔吐など)もある→即病院。
- 捨て猫を拾った場合は、何か感染症かもしれないので即病院。
※3日下痢が続くと脱水症状になってしまったりと生命の危険になりますので要注意です!
うちでは、タニタのスケールでフードの量をキッチリ計ってあげてるためかエレナちゃんもマリンちゃんも下痢にはほとんどなったことがないんですが、たまにフードを切り替えた時には下痢ピーになるので、そのフードは2度と食べさせないようにして解決しました。
また、変なものを食べてしまったり、吸い込んでしまったり、謝って飲み込んでしまった時にも下痢になったり吐いたりしてしまうそうなので、必ず床は毎日掃除機をかけて清潔にしましょう。
- おしっこの回数 1日2〜4回
- うんちの回数 1日1〜3回
※下痢や血がついてないかチェックする。便秘が2日以上続いたり尿が出ないなどおかしいようだったら病院。猫は結石など腎臓の病気になりやすいです
ゲージ編
ペットショップの店員さんのアドバイスでは、必ず家に連れ帰ったらまずは、ゲージに入れるよう言われました。
いきなり知らない場所で広いスペースに置いてしまうと、パニックになって逃げたりした場合、見つからなくなったり、隠れたり怪我の原因になったり、動きまわりすぎて子猫が体力を消耗して免疫が下がり体調不良になることを防ぐためと、多頭飼いの場合、慣れずに喧嘩や攻撃をしてしまうのを防ぐためです。
マリンちゃんは、一人っ子だったんですが、自宅に連れてきてゲージに入れたところ、にゃーにゃー鳴きやまず、かわいそうになってしまい、すぐ出してしましました。
そのかわり、家中を動き回らないように、寝室にマリンちゃんのおトイレなど全部持ってきて、人間とマリンちゃんで、ずっとひとつの部屋で過ごしてました、笑
白いコロンコロンしたマリンちゃんはうしろから見るとネズミくらい小さくて・・・・ヨチヨチ歩きまわったり、寝ている姿があまりにもかわいすぎて、外出したくなくなったり、仕事していてもお客様の顔が全部ねこに見えてしまうという!重度のマリンちゃん大好き病が約1ヶ月ほど続きました。
マリンちゃんが1歳以上になったときにきた、赤ちゃんのリリコです↓
リリコのときは、生後1ケ月半くらいでした。マリンちゃんがびっくりして、シャーシャー威嚇してしまうので、ゲージは必須でした。
この先、仲良くなれなかったらどうしようT^T
と不安でしたが、だいたい5日くらいで慣れて、仲良くいっしょに寝たり、あそんだりするようになりました
エレナちゃんのときは、ゲージはいっさい使いませんでした。まるでリリコの生まれ変わりのように、最初からすんなりと、うちにも人間にも、マリンちゃんにもすぐに慣れてしまい、ゲージはいっさい入らず、わたしのひざやお腹に乗ってきたり、おてんばであまえんぼうでした♡
ゲージは、一応用意しておいて、そのこの性格によって使うか使わないか決めたらいいと思います。留守中、心配な場合は、留守の時だけゲージに入れてもいいと思いますが、うちでは、ネコが危ないところは全部ドアを閉めて、あぶないものもしまうようにして自由にさせています。
ご飯・おやつ(エサ)編
4ヶ月でうちにきたエレナですが、ペットショップでは下痢をしていました。
育児日記を見せてもらうと、いつも下痢ピー気味で、お腹の調子を良くする薬を飲まされていました。
このこ、このまま売れなかったらどうなるんだろう、、そう思ったらとにかく私が連れて帰って育てようと、連れて帰ってきました。
子猫はよく、目やにがすごかったり、下痢をしてることがあるみたいです。
エレナがペットショップで食べていたいわゆる一般的なキャットフードには、ソルビン酸カリウムやBHAなど、発がん性が疑われている添加物、保存料が入っていました。
本来なら、いきなりフードをかえないで、徐々に新しいものときりかえなければいけないところですが、お腹も壊していたし、絶対にもうそういったフードを食べさせるわけにはいかないと思い、当日から我が家のマリンちゃんも食べているアカナ キャットフードにかえてしまいましたが、それ以来一度も下痢をしなくなりました。
ペットショップでのんでいた下痢の薬(整腸剤)もまったく飲ませなくても大丈夫になりました。
下痢や嘔吐をしている場合は、フードの内容成分を自分で調べてみるのもおすすめです。
うちに来た当日、初ごはんを食べているエレナちゃん♡
生後4ヶ月なので半つぶしくらいにしてます。
ごはんの食べさせかた
2ヶ月くらいの子猫には、ドライフードがかたいので、適量のフードにウォーターサーバーのお湯を入れラップをしてふやかし、すりこぎでほぼつぶして、朝晩あげていました。
子猫のときは、1日4〜5回にわけて少しずつあげてもいいようですが、うちでは朝晩の2回です。
4ヶ月くらいになったら、つぶすのをひかえめにしてドライフードの元の粒を半分にするくらいの大きさで与えます。
健康志向のかたむけのおすすめのグレインフリーのキャットフードです♪
この他にナチュラルバランス、オリジンなども飽きてしまったらローテーションであげています。
水について
水はしばらく自宅のウォーターサーバーの人間と同じものをあげていたのですが、ミネラルが少ないほうがねこにとっては、結石など腎臓系疾患のリスクが減ると知りまして、ミネラルのほぼない、長野の安曇野のベビーの水というお水を与えています。
水道水は健康上、おすすめしません。
水をあまり飲まなくて心配なときは、ネコ用のオランダのヤギミルクがおすすめです。
牛乳は、猫は乳糖を分解できないため体に負担がかかるのと、太りやすくなるのでやめたほうがいいです。
おすすめのオーガニックヤギミルク 防腐剤など無添加の100%ヤギミルクのフリーズドライパウダーで、成長促進剤やホルモン剤不使用のヤギのミルクです♪
うちのにゃんずは子猫のときから大好きで、水分不足が不安な冬場など、たまにあげると大喜びです
おやつ
子猫が「にゃー」とあまえてきたり、すりよってきたときに、何かしてあげたい気持ちになるのは仕方ないですが、おやつをただねこに好かれたいからとか、かわいいからと、好き放題に与えていたら、ボンレスネコ(メタボ)まっしぐらです。
肥満にさせてしまうと、人間と同じように増えている生活習慣病になりやすくなりますし、あとからダイエットさせるのがとても大変です。
基本的には、ごはんを総合栄養食で栄養バランスよくあげていたら、おやつは必ずしも必要ありません。
が、人間でもケーキも食べない、お菓子も食べないって・・・味気ないですよね。。
赤ちゃんのときからおやつをあげたい場合は、しつけの一環として、ブラッシングをやったらあげるとか、爪切りをがんばったらごほうびでおやつをあげる、というのがおすすめです。
意外と「にゃー」とあまえてくるときは、おやつちょうだい、と言ってるのではなく、あそんで欲しいときがほとんどです。
猫じゃらしやねずみのおもちゃで1日10〜15分を数回あそんであげれば大丈夫です。
あそばせないと運動不足になりますが、激しくあそばせすぎは、心拍数をあげてしまうので心臓に負担がかかります。
特にチンチラ、ペルシャは、心臓病に気をつける必要があるので子猫の頃からあまりはげしくあそばせすぎないようにしたほうがいいです。
一般的なネコの大好物のおやつといえば、チュールが有名で種類もとっても豊富で、喜んで食べる猫ちゃんも多いんですが、あれを毎日のようにあげていたら、肥満と、アミノ酸系調味料、増粘剤、増粘多糖類が心配です。
これは人間の加工食品にも入っていて、中毒性があったり味覚が麻痺したり、かさまししてある成分によって太りやすくなる可能性があります。
うちのこたちも昔、少しあげたことあってものすごーい喜んでいましたが、なめてみたら、ものすごいアミノ酸調味料の濃い味と添加物バリバリの風味がしたのでやめました。
歯磨き用のおやつや、魚や鶏のけずりぶしで塩や添加物無添加のものなどをあげていたことがありますが、ここ数年はおやつは普段のドライフードを数粒、爪切りやブラッシングやシャンプーをがんばったときにあげるか、たまーに、ヤギミルクをプラスであげる程度にしています。
ねこに大人気のおやつチュールも喜ぶからといって与えすぎには注意です!
ブラッシングや爪きりは赤ちゃんのときから
慣れさせてストレスにさせないため
ねこは毛づくろいを自分でするのでキレイずきと言われていますが、ペルシャやラグドール、メインクーン、ノルウェージャンフォレストなどの長毛種は毛玉ができやすく、ねこの毛づくろいだけでは間に合わないため、ブラッシングが必須です。
犬のように月1回くらいトリミングに連れて行ければ楽ですが、ねこは麻酔や鎮静剤なしでトリミングをやってくれるサロンは少ないですし一筋縄ではいかないんです。
大暴れしてトリマーさんに怪我をおわせたり、大興奮してパニックになって猫自体の怪我につながったりと・・・それはそれは大変なんです。
外出自体も苦手でストレスになる猫も多いです。ですので、自宅でマメにブラッシング、年数回〜月1のシャンプー、爪切りは月1〜4回くらいやるといいと言われています。
子猫のときから慣れさせておけば、喜んでやってくれる猫ちゃんもいます。
病気の早期発見と健康チェックのため
ブラッシングのときに目やにをふいたり、耳そうじをしたり、歯みがき、毛玉や皮膚疾患ができていないかやメタボになっていないかもチェックします。
ペルシャでよく気になると言われるのが、目やにです。
うちは、エレナがペットショップから連れて帰ってきたときからくしゅん、とくしゃみをしたり、涙目で目やにが出やすかったです。
たぶんペットショップのフードが合ってなかったんだと思います。うちにきてから1ヶ月以内にはなおっていました。
目やにに関しては、マリンちゃんもエレナもたまについてますので、抱っこしてふいてあげています。
目やにについて
- 黄色・薄緑色・茶色・・・・ベタベタしていて、目まわり全体についていることが多く、おもに細菌感染が原因の目やに
- 灰色・白・・・・目頭にたまる粘性の高い目やにで、生理的なものが多く問題ない。
- 水っぽい透明色・・・・涙が主成分になっていて、逆さまつげなどの刺激やウイルス感染初期にみられ、その後細菌などの感染により茶色っぽく変化していく目やに
まずは、ぬらしたガーゼなどで目やにをふきとって清潔に保つ。
感染症の場合、他のねこにうつる可能性があるので、使用したガーゼなどはすぐに捨てる。
目やに以外に他の症状もある場合は、病院に連れていく。
爪切り
爪切りはやらないと、飼い主の腕や太ももなどに突き刺さることがあります。
うちのにゃんずは赤ちゃんのころから爪とぎはみんなできていたんですが、全部キレイにとげるわけではないので、まるで魚釣りのハリのようにブスッと刺さるんです。
ひっかかれても傷もつくし大変なことになります。マリンちゃんが子猫の時には傷だらけでした、汗
エレナちゃんは1歳過ぎたいまでも、爪をひっこめることがあまりできないみたいで、太ももなどにブスブス爪が刺さると悶絶ものの痛さです。
爪をしっかり切っておかないと、ストッキングやタイツも1回で破れますし、新しい服が1回でほつれて泣きそうになったこともあります、、
爪切りのやりかたは、youtubeやねこのきもちという雑誌などでやり方をみて始めはやりました。
後ろから抱っこして眠そうな時に少しづつやっています。
マリンちゃんは最近はおとなしく切らせてくれますが、小さいころからやっておいてもけっこう手こずるので、赤ちゃんの頃からやっておかないと、自宅ではできなくなります。
いっきに全部できない場合は、1本ずつでもいいのでやってみてください。
指をむぎゅっとおさえて、毛にかくれている爪を出して、血管の色のついてないところ(色ついてるところまで切ると血が出ます)にあたらないところまで猫用の爪切りで切ります。
動物病院でやってもらえますが、エリザベスカラーをつけて、獣医さんや看護師さんと4〜5人がかりでやってもギャン泣きしているねこもいました。。
捨て猫を拾ってきた場合は、外で怖い思いをして、人間に対して警戒していたり、何かトラウマで大暴れすることがあるようなので、怪我に気をつけて無理な場合は動物病院に連れて行くのがおすすめです。
歯みがき
猫は歯の形状上、虫歯になりにくいそうですが、家ねこの場合は、長生きになっているので、歯周病や自然老化で、歯のケアが必要になることが出てくるかもしれないので、歯みがきもできれば小さいころから慣れさせたほうがいいみたいです。
最初はぬれたガーゼやハンカチみたいなので、歯をふく程度で大丈夫だそうです。
かつおぶし風味や鶏のゆで汁風味をつけるとやりやすいそうです。うちではアルコール不使用のウェットティッシュで、ねこが寝ているときにそーっと歯をふいてます、、たまにですが。。
虫歯や歯周病が重症になると、全身麻酔で歯を抜かなければいけなくなったり、口の中の菌が体にも影響を与えるので、大切な愛ねこの歯は飼い主が維持していきたいですよね。
長毛種の毛玉は?
うちのにゃんずは3匹とも、1歳までは毛玉がいっさいできませんでした。でも2歳に突入した冬あたりから、急激に毛量が増え始め、油断していると毛玉だらけになります。
ブラッシングをしていても毛玉ができるくらいなので、長毛種は日々のブラッシングは必須です。
毛玉は皮膚炎の原因にもなるみたいですし、夏だと蒸れてかぶれやすくなりますし、毛玉が足のつけ根にできてしまうと、歩くときに痛みまで出てしまうそうなんです。
ブラッシングも小さいころから慣れさせておいて、ブラッシングの好きなこにしておくとあとあと楽だと思うんですが、うちのこたちはブラッシングは逃げます、、、、おやつでつってなんとかやっています。
それでも毛玉ができてしまった場合は、病院でも使用されているPanasonicのペット用バリカンで毛玉が小さいうちにカットしています。
あっという間に大きくなって、フェルト状にかたまってしまうと、ブラッシングでほぐすのはほぼ不可能になってきますので、マメに毛玉チェックをしています。
最近の超おすすめのバリカン 軽くて切れやすいのでお尻の周りや毛玉をカットしています♪
お風呂・シャンプーについて
お風呂に入れたりシャンプーは、初回が肝心です!!
初回に怖い思いをすると、トラウマになり、毎回あばれるようになります。
- 人間のシャンプーや石鹸、台所用の洗剤を使う
- 濡れたままほっておく
- ドライヤーを近づけすぎたり静止して火傷させる
- 頭からシャワーをかける
- 目や鼻、口に水を入れる
最初に、ケガを防ぐためにも爪切りをやっておきます。頭からいきなりシャワーをかけると、目や鼻や口に入って危ないので、頭はあまり濡らさないのがおすすめです。
ドライヤーの大きな音を怖がる猫もいるので、いやがったら弱めにしたり、皮膚が火傷しないように、しっかり離して同じところにずっとあてないようにします。また、嫌がるからといって濡れたままにすると風邪をひくので、タオルドライをしっかりしてなるべくかわかします。
慣れてお風呂やシャンプーが嫌いにならなければ、定期的に洗わせてくれてお風呂好きなネコちゃんもいます。
子猫ウケするおもちゃであそんであげましょう♪
部屋の中で飼う場合のメリットは、やはり長生きできる可能性が高いことです。
外に出ると車にひかれたり、野良猫など他の生き物にいじめられたりケンカになって負傷してきたり、猫風邪やねこエイズなどの感染症にかかったり、蚊に刺されてフィラリアになるなど・・・・
家の中で飼うよりも危険やリスクがたくさんあります。
ずっと、家の中に閉じ込めておいてかわいそうなんじゃないか・・?と思わなくて大丈夫です。
適度に運動させて筋力や体力、健康を保つため、ストレス解消のために、必ずこねこちゃんと毎日あそんであげましょう♡
ネコは自分のテリトリー・縄張りの中を生活圏内にして、どんな小さな袋や箱にでも入ってあそんだり、リボンやヒモのようなものでも楽しくあそびます。
そこで気を付けたいのは、コンセントやコードをかじってしまってケガをする、食べてはいけない植物やお風呂場の化粧品や入浴剤をなめて中毒症状になってしまう、ヒモやリボンを飲み込んでしまいお腹に詰まってしまうなど・・・
家の中でも危険要素はたくさんあるんです。
ネコがあそんでほしそうにしてきたり、「にゃー!」と目を見てうったえかけてくるときは「あそんでほしい」か「ごはん食べたい」のことが多いので、1日5分でもいいので、できれば何回かあそんであげてください。
おもちゃは、いろいろありますが、うちのにゃんずは、ぬいぐるみはまったく興味ありません。
マタタビやキャットニップがついた蹴りぐるみやぬいぐるみが好きなこもいるようですが、マタタビは一度使ったときに興奮しすぎていて怖かったのでうちでは使っていません。
あそんで欲しいときの鳴き方です
ペットシッターさんに聞いた、どのネコでも比較的みんなが好きな人気もおもちゃは、カシャカシャぶんぶんです。
エレナはプラスチックのカシャカシャという音が好きみたいで、このおもちゃがいちばん好きです。
マリンちゃんは、リアルな鳥の羽と鈴がついたじゃれネコ宙返りというねこじゃらしが大好きで、カシャカシャぶんぶんはけっこう無視です。
リアルな毛のついた本物と見間違えるようなネズミのおもちゃも好きです。
どれも、ねこが食べてしまったりすぐ壊れてしまうので、人間が見ていない間はしまっておいて勝手にあそんで飲み込んで事故にならないようにきをつけてくださいね!
飲み込むとお腹を切って出さなくてはいけなくなったり、誤嚥性肺炎にもなりますので本当に危ないです!
ねこあつめに出てくるあっちこっちレールです
あとは、爪とぎはかなり大好きなこが多いので、うちではたくさん置いています。それでもソファや壁紙はボロボロにしてしまいますが・・・
トンネルやテント、ねこハウスなど狭いところに入ったり、ベッドの下やクローゼットの奥の暗いところ、狭いところも大好きですよ。
特にペットショップやブリーダーさんのところから連れてきたばかりの子猫ちゃんは、狭いところ、暗いところにこもって安心したいので、用意しておいてあげてくださいね。
家の中で人間と暮らしていると、ねこが犬のように人なつっこくなることが多いみたいです。
名前を呼んで話しかけていると、だんだんと自分の名前や言葉がわかるようになってきて、そのうち子猫のほうから積極的に話しかけてくるようになります。
あいさつの「おはよう~マリンちゃん」「お留守番ありがと~ただいまーマリンちゃんエレナちゃーん」「ごはん食べる?」「美味しかった?」とかの挨拶や、だんだんと、「お仕事行ってくるからねー夜かえってくるからね」など人間むきの難しい言葉までわかるようになってきます。
夜帰ってくるからね、と言って早めに忘れ物をとりに帰ったりすると「え?!なんで?どうしたの?」っていう顔をするんです!
ごはん食べたーいと鳴く子ねこのエレナです
猫の育て方におすすめの本
白金高輪動物病院・中央アニマルクリニックの総院長 佐藤貴紀先生
猫の急病対応マニュアル
釈由美子さんの元彼でたぶん都内でいちばんイケメンの獣医さんではないかと
白金で店をやってたときに、おむかいだったので、うちのにゃんずもお世話になっていたんですが、佐藤先生の出勤時は激こみで、待合で1時間以上待ち、、佐藤先生がもうひとつの中央アニマルクリニック出勤で白金に不在のときはちょっと待つ程度で明らかに佐藤先生がいらっしゃるときはこんでました。
特に、ワンちゃんが多く、ほとんど犬だったんですが、待合で林真理子さんご夫婦(世田谷からわざわざいらしていたよう)といっしょだったこともありますし、とにかく人気で遠方から来てる人もいらっしゃいました。私は場所が便利なので行ってただけですが、佐藤先生は写真より実物のほうがさらに素敵でしかも優しいので1時間半待つ気持ちはわかりますw
佐藤先生のアメブロを一時毎日読んでいたのですが、ある時、「佐藤先生も出演されます」みたいな記述があり、ご本人が書いてないことが発覚しそれ以来見るきがしなくなりみてません。。ブログは誰が書いてるのか明確にしてほしいですよね
最後脱線してしまいましたが、子猫の育て方のご参考になりましたらうれしいです。ねこは自力で環境を良くすることもごはんを選ぶこともできないので、幸せにしてあげられるのも、健康を維持できるのも、飼い主だけです。
人間も、三つ子の魂百までという言葉があるように、小さい頃の育て方が大人になるまでずっと影響していきます。ブラッシングや歯磨きやシャンプーをイヤがらずにやらせてくれるのか?病院に暴れないで行けるのかなど、赤ちゃんの時の飼い主の育て方が、のちのちの健康にも関わってきます。
かわいい赤ちゃん時代はあっという間に終わってしまいます。子育てに正解はありませんが、素敵な思い出ができるように、育て方にあとで後悔が残らないように、できる範囲で愛情を持って育てたいですよね。
いつもいるだけでかわいくて癒されて、無限の幸せをあたえてくれるマリンちゃんエレナちゃんに、今後も溺愛で育てたいと思います♡
というわけで今日のテーマは、「生まれたての子猫の育て方(2ヶ月〜4ヶ月)」についてでした♪